学校を卒業後、神奈川県の高校で地理の教員をしていましたが、アジアを旅行中に香港で日本語教員という仕事を知り、それからは香港、日本、そしてまた台湾でこの仕事を続けています。学生には「日本語をしっかり話しなさい」と指導していますが、自分は「簡単な中国語しか話せない」というままで台湾で暮らしています。暑い天気も苦手です。「じゃあ、どうして台湾にいるの？」。う～ん、どうしてでしょうね。自分でもよくわかりません。でも、わからないからこそ面白い。それが人生かなぁとも思います。よくわからない自己紹介でした。
外国語の習得は難しいものです。特に日本語は、助詞の用法や動詞の変化、尊敬語、似ている文型…たくさんあって難しいですね。学習の継続は「登山」と似ています。下を見ながら一歩一歩。疲れる。嫌になる。でも、ふと立ち止まって顔を上げた時に美しい景色が広がるところに立っています。そんな時は気持ちがいいものです。今までの苦労を忘れさせてくれる充実感があると思います。今、日本語の学習をしている皆さんも「自分にとっての美しい景色」を目指して、学習を一歩一歩続けてみてください。教員は皆さんに声援を送ることしかできませんが、一生懸命、支えていきます。
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